武田邦彦 ヒバリクラブ 文字起こし

武田邦彦先生の音声ブログの文字起こし

これから日本はどうなるの(7)「少し考えてみた・・・」 令和5年3月9日_文字起こし

--------------------------------------------------------------------------------------------------

ヒバリクラブご覧の皆様こんにちは。というかおはようございます。

今日は朝爽やかな目覚めをしましてね。でちょっと、こう部屋を掃除なんかしまして、今から出かけようかなと、今そういうことで、大変に空も晴れておりますし、快適な感じであります。

しかし、逆にですね、実は3月に入って、これから日本はどうなるのっていうのを始めましてね。まあ6番ぐらいまでやって、ちょっとどうかなと思って、ちょっとNHKを入れたんですが。

皆さんのコメントをですね、今度はずいぶん参考にさせていただきましてね。そして、それからまあ、それをこう見た後にいろいろ、こうテレビとかネットですね、新聞とかそういうのを見てみました。

そして、何か変だなとこれは。このまま行くと、これからの日本はどうなるのっていうのもわかんないなと。方向性が違うなと思いましてね。そして、じっくりと昨日は寝ながら考えていましたが。どうもね、今の日本っていうのは何かの歯車が狂ったわけですが。なぜ狂ったというのは、またその本質がわかっていかないと分からないんですけども。とにかく、ほとんどの話がですね、本質ではなくて、四方末端に流れるんですね。

例えば、まあ例えば、具体的に少子化としますよね。少子化としますと、少子化80万人を切って大変だと、これは危機的状態だとかいうことを専門家が盛んに言ってるんですが。

まあだいたいこれからは長寿化しますからね、長寿化するってことは悪いことだという人はいないでしょうね。それはボケてもう死んでるように生きてるってのはいけいませんけどね。ピンピンコロリで100歳ぐらいっていうのが一応の目安でしょうね。

現在でももうすでに50歳を超えた人の平均余命が50年を超えてるんですから、そういう意味では100歳人生ってのはすぐそこまで来てるんですね。

で将来設計といったら、やっぱり100歳ぐらいを目処にしなきゃ将来設計できませんよね。それで日本の人口はどのくらいが適切かっていうと、まあ明治の初め4000万人ですよ。

それが戦争で必要でね、産めよを増やせよでここまで来たんですが。どんなに考えても、別にヨーロッパとかね、そういうものを真似るとかそうじゃなくて、通常に考えたら現在の日本の37万平方km、可住可能面積率というのはだいたいまあ大きく見ても40%。まあ30と言っていいぐらいなんですね。

それから見るとですね。やっぱり、密集度その他、災害ですね。まあそういうの全部考えますと、皆さんがよく希望しておられる自然との共存とかね、そういうのをずっと入れますと、まあ多くて6000万人。最適は4000万人ぐらいですからね。

6000万人でも100歳まで生きるとすると、1年に60万人ですよ。ですから、まあそれを急激に落とすことは問題んですが、80万人という今の数は非常にいい状態ですね。

80万人でしばらく続けて、団塊の世代の人たちがそろそろご引退なさりますのでね。そうしますと、だいたい正常な人工分布になる。なのに、80万人で危機的状態と言っている理由をさらに調べますとね。まあいろんな意見があるんですね。

年金が困るんじゃないかとか。それは定年とか、それちょっと触ればいいわけで。もちろん、今までのようにですね、55歳60歳が定年の時代とですね、それからたくさん100歳までみんなが生きるっていう時代と、それは社会構造を変えなきゃいけないのは決まっていますよ。

それは当たり前のことでね。それを全く考慮しないで、まあ国民を脅かすために、一人の老人を支えるのに何人かなんて昔の議論をやってるわけですよ。

それからまた、こういうこと言いますとね、またね変なね横やり、これまた癖があるんですね。なんか揚げ足を取るっていうのかな、ものの本質を議論したいわけですよね。一体こういう考え方はいいだろうか、それに対する真正面からの反論というのはほとんどないんですよ。またこれがね。

コメント欄にもありませんでした。そうは言ったってこうとかね。それはそうなんです。ただ全体としてその人が、将来の姿としてどういう姿がいいかっていうご意見を寄せてくれるんじゃなくて。非常に部分的なところで、まあそうも言えるよと、それは世の中ですからね。

例えば人間を論じたって、人間にもいいところもあるし悪いところもあるし。社会はもちろん人間の集合体ですからね、それがこう変化していくわけですよ。だから、それはもう総合的に考えなきゃいけないんですけどね。とにかく四方末端なんですよ。

軍事費なんか面白いですよね。5兆円を7兆円にするっていうので一生懸命議論してるんですよ。だけど、例えば中国が攻めてきている時にどう守るか、それが先ですよね。どう守るかによって、どのくらいお金がいるかになるわけですよ。7兆円だから守れる、5兆円だから守れないってないんですけども。そういう議論にならないんですよ。7兆円がいいかどうかなんて議論なんて。

それよりかね、もっとねひどいのは、政治もですね。それから、芸能、芸術もですね。それから社会も。ほとんど全部、人のほとんど全部。というと、またコメントで全部じゃないだろう90%だろうって言うかもしれないですけど、そういうことじゃなくてね。多くがスキャンダルとかね、誰がこう言ったとか、もそういうことに満ち満ちてるんですよ。

例えば今国会だったら林外務大臣がね、G20に出なかった。これも大きなことですよ。大きなことですが、それと並行してやはり、どうやったら日本国を守れるのか、どうやったらこの30年間ね、あの要するに、日本が世界で最低になっちゃったのかという議論が国会で行われていて。それが主力で、それから外務大臣に一体何ですか、あのG20に出ないっていうのは失態を起こしてって言うならいいんですよ。

つまり、大きなことと小さなことがわかんなくなっちゃって、逆転しちゃってですね。これでまあ芸能界のテレビなんか、私ねテレビ見ると、素晴らしい作品がこれだとかいうの全くないんですよ。

最近のテレビで新しい基軸でね、これはとても面白かったと、着想もいいし俳優も良かったと、どういうことが良かったなんていうのは全くなくて、誰が子供何人目産んだとかね、誰と誰が不倫したとか、そんなことばっかなんですよ。

そればっかというと怒られちゃんうんですけどね。それが90%ぐらいなんですね。だから元々、これだからといってすぐね、日本人が根本的なこと考えられなくなったと即断することはできないと思うんですね。

やっぱりいろいろ人に会いましてね、僕は今日快適な目覚めをしたのは、やっぱり昨日お会いした人で、根本的なことを考えてる人がすごく多いんだということは分かったわけですよ。

それがだけど、社会の表面に出てこないんです。何で出てこないのかって言ったら、私がへこたれるのと一緒なんですね。いやもうそんな細かいことばかり言ってもらったらね。

例えば私がこう今後の日本はこうするべきだって言ったとすると、どういう感じかっていうとですよ。そうすると僕が出かける時に、先生あの靴が少し汚れてますとか、そんな汚れた靴で歩いてて天下国家を論じられるんですかって、まあそんな感じなんですよ。

ちょっとね、気合がくじかれてしまうって言うんですかね。だからこれ、気合いのくじくのが例えば、とにかくどんなに俳優がどんなに演技しても、誰かその俳優の子供の一人がなんか学校でどうしたなんてことやられるとね。やっぱり、いやちょっと待ってくださいと、それはそれでまあ私生活でも俳優ですから、私生活も少しは関係あるけど、やっぱり私の演技とか本業の方で一ついろいろご批判をいただいたりね、褒めていただいたりしてほしいという感じになると思うんですよね。

まあそれはスポーツでもそうでね。野球なんかでも、まあこのプレイ自身のね、解説っていうのはほとんどないんですよ。これまでこの選手はこういうボールは打てなかったけども、それをどういう工夫をしてどこの筋肉をね。昔はまだありましたよ。王選手がね、ホームランをどんどん量産し始めた時に、一本足にしていく、そうすると重心がどうなる、踏み出す時どうなる、これを克服するためにどういう練習をしてるっていうようなね。

言ってみれば、野球自身の解説だったんですよ。ところが最近ではね、もうあの、誰がなんかに出るとか出ないとかね。そういうようなプレートをほとんど関係ない。

だから学者もそうなんですよ。学者もなんかこういう風な立派な発見をしたとかね、演説をしたとか。そうじゃなくて、なんだか。だから学者はほとんど今出てきませんよね。

政治家もスキャンダルだけ。芸能人もスキャンダルだけと限らないんですよ。テレビだって、やっぱりテレビの放送内容とか、そういうのに対してきちっとお互いに議論する。

まあここでもNHKのことずいぶんやってますけども、NHKから全く反応ないですもんね。つまり、中心的なことは誰も議論しないんですよ。それでやるとすぐ末端、例えばね、僕がNHKの例えば報道のことを事実をあげて質問するとですね、多分、まああいつはNHKに出さないとかね。それから武田のこれがおかしいとか、といったなんか変なところに、こう議論を持っていくんじゃないかと思うんですね。

江戸の形は長崎っていうのは愚劣な例なんですけどね。日本がなぜそれがねじれてしまったのか。やっぱりここをやらないとですね。やっぱりちゃんとした議論もできないし、いくらこれからの日本はどうなるのなんてやって、議論してですね、解決策を示しても、実施できないですよ。だって揚げ足だけ取るわけだから。

それじゃあね、やってもしょうがないなと思いましたね。それも私のコメントだけがそうなら、いやそれはまあね、そういう意見のこともあるって事でこれいいんですけど。

それをそう思って僕がもう1回見直してみたんですよ。国会議論だとか、報道とかネットの議論。ネットもね確かに本質をついたこともありますけど、まあ四方末端がものすごく多いですね。

四方末端の中にわずかに本質が覗かれるって感じなんですよ。

それでちょっと今日はね、思い直しまして。今日はちょっと今から出かけるもんですから、出かけてる間は電車乗ったらなんかして考える時間が長いんでね。

一体この四方末端になるのはなぜか。なぜスキャンダルとかそういったものだけに、特に人のスキャンダルとかね。言い方とかね。そういうことになっちゃう。

それも大切ですけど、僕の言ってるのは大切なのはそれは大切だけど。安倍さんの時と同じですよね。確かに、森かけも大切だったでしょう。桜も大切だったかもしれません。しかし、それと日本全体をどっちの方向に向けて行かなきゃいけない。

どんどんどんどん国力が落ちて、脅威が増えてるのに、それは全く議論しない。それはちょっといくらなんでもおかしいと。だけど、どうしてもそっちに引き寄せられますね。

そこで引きずられるので、それをちょっと考え直して明日からまた新規一変。全然違うスタイルで、つまり、私としては四方末端にならないで、本質の議論になるような方向を探っていきたいと思います。

ということで今日これで終わりです。今から出かけてまいります。

--------------------------------------------------------------------------------------------------

武田邦彦 ヒバリクラブ ↓YouTubeリンク

www.youtube.com--------------------------------------------------------------------------------------------------

 

↓クリック頂けるとブログ更新の励みになります。

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村


科学ランキング