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崩壊する日本(7)「利子ゼロ、外資導入」 令和5年4月26日_文字起こし

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ヒバリクラブご覧の皆様こんにちは。武田邦彦です。

ええと、この崩壊する日本ですね9番。これは我々今の大人がですね、絶対にこう注意しなきゃいけない。つまり、子供が大人を信用してますね。若い人も年配の人を信用してます。それに答える必要がありますね。ですから、自らが矛盾してることをしてたらいけないんですが。

実は今までの8番までは、まあいわば基礎編と言ったら変なんですが、まあこういう風なことが全然やってないと、例えば、イランとサウジアラビアの国交回復について、全く日本に対する重要性を大人が感じてないと。政治家も何も言わないし、メディアも何も言わないと。

こういうものがですね、ある矛盾を呼ぶんだと。どういう矛盾を読んでるかっていうことをまあ整理編でですね、ちょっと整理していこうと思うんですね。

まずあの最初にですね、銀行の利子がゼロなのに、外資を導入していると。こういう変なことが起こってるわけですね。で、誰でもわかる利子ゼロと書いたんですが、銀行の預金したらほとんど利子ゼロですよ。

まあ、0って言うとまたね、揚げ足取ってくる人がいるんで困っちゃうんですけど。0.01とか0.001とか0に近いですよね。100万円預けて1年で利子が100円ですからね。これもう0と言っていいですよね。

利子ゼロってことはどういうことかっていうと、日本にお金が余ってる。だいたいざっと言って、2000兆円ぐらい余っている感じですかね。余ってるお金ってのは、なかなか言うのが難しいんですけども、もちろん銀行預金もありますしね。年金の積立金みたいのがありますし、いろいろありますね。そういったものがどのくらい、まあすぐ使えるよっていう金がどのくらいあるかつったら、まあ2000兆円ぐらいかなっていう感じですよね。

これは正確には経済の方が計算して、いつも常時分かるように、現在の全然使い道のない金がどのくらいあるかっていうのをね、表示してもらうと非常に都合いいんですけどね。まあ、卒論の研究なんかには役立つと思います。

ええ、それにもかかわらず、外国資本を一生懸命導入してるんです。一生懸命。何で一生懸命やってるかっていうのは、もちろん政治家の懐に入るからですが、一生懸命導入してるんですね。

あの外国資本、つまり外資を導入するっていうことは、どういうタイミングかというと、その国に技術もある、人々も働きたい、発展もしたい、しかし、お金だけがないと。じゃあ、お金を外国から入れて、それを資金として発展させましょうと。

発展させる時はね、外国資本を入れますから、資本を入れた人にほとんど返さんといかんけど、それはしょうがないと。10年ぐらい一生懸命そうやって我慢するかと。そして10年経って、日本の中に技術もできて、企業もできて、そして日本独自で発展できるとなったら、外国資本にお引き取り願うと。これが外資の導入ですね。

なぜかって言いますと、外国から資本を入れるって事は外国の人がお金を出すということですよ、日本に。で、外国の人がお金を出すのはですね、日本を発展させるためじゃないんですよ。日本人ですら、日本に損害を与えようという政治家が多いわけですからね。だから外国人で日本を発展させようなんて奇特な人はいないんですよ。

だから、日本にお金を出すってことはお金がもらえたいわけです。だから、日本人はですね、若干でも企業に投資すればですね、その企業が日本を発展させてくれるだろうと。そしたら自分もとか、自分の子供も裕福になるからいいだろうって気持ちがありますからね。それほど配当、配当ってうるさく言わないんですが、外国人は配当、配当ってうるさく言いますね。

これは我々が働いたお金の何分の1かが、まあ今も2分の1とも言われてるんですけど。それが外国に行くということも意味してますし、もっと大きな影響はですね、外国から融資する金はですね、口も伴ってるんですよ。

お金だけくればいいんですけど、口を伴ってますからね。いや、そんな儲からないことやめてくれとかこう言うんですよ。外国にとっては日本が発展するかしないかじゃなくて、当面の金の回収をしたいわけですから。

だから、日本に金を出せばね、日本の将来に関係があるかどうか別にして、例えば一番ひどいのは、税金がもらえるじゃないか、補助金もらえるじゃないか、補助金っていうのは日本人が出す税金ですからね。ですから、外国の一番悪どいというかね、まあ普通のお金を出す人はですね、まあとにかく、商売以外にも補助金もらってくれと、こういう風になるわけですね。

そうすると、日本にとって重要な工業だとか、産業が潰れていくんですよ。今まさにそうなってるんですね。当たり前ですよ。だから、日本にお金があるのに、外資を導入するっていうのが、まあこれが崩壊する日本の一つなんですね。

それから、外国企業も問題ですね。もちろん土地を買うとかね、それから大阪の上海電力みたいに全国に太陽光発電を敷いてですね、日本の太陽の光と土地を占有して、そして中国で作った太陽光パネルを設置して、それで電気を起こして、kwあたり30円で起こして。で、日本の電気はだいたい10円出てきますから、20円の差額は税金とそれから電力費の値上げで取ると。で、そのうちの1/100ぐらいをそういうことを進めてくれた政治家に賄賂で渡すと。そういうね仕組みが、これ外国企業ですよ。

日本なんか別に外国企業入れる必要ないんですよね。全然ないんです。そういうふうになってますね。簡単に言えば、今まで説明したみたいに、外国は日本の発展には尽くさないんです。

だけども、熊本の半導体工場しかり。熊本の半導体機工場はもっと問題がありますね。半導体産業っていうのは非常に水を大量に使って、有害元素を洗うんですよ。その有害元素を洗った水はですね、この日本人が処理しなきゃいかないですよ。そういうくだらないことになるですね。

北海道ももう赤い大地なんて言われてますけど。中国人がどんどんどんどん買ってるということですね。名古屋の河村市長がかつてね、名古屋に中国領事館ができる時に、彼が市長で言ったんですよ。名古屋城ってのは金の鯱がありますからね。金の鯱の見えるところに中国人に土地は買わせない。これが政治家っていうもんですよね。

それで、物価は毎年2%上がるのが適切であると、ずっと言って政治をやってきてますね。実際上は物価2%上がらなかったんですが、物価が2%上がる政治をするならですよ、利子ゼロの政治ではいけないんですよ。

つまり、物価が2%上昇して利子が0ってことはどういうことかっていうと、日本国民の保有している貯金が年間2%ずつ減るって事ですからね。政治が元々、日本人が貧乏になるような政治を元々心がけるというのがおかしいわけですよ。我々が税金で政治家を雇ってるのなんでかといったら、我々の生活が良くするために政治をやって、政治家が得するために政治家に投票してるわけじゃないですからね。

まあ、そこが大きく問題なんですね。なぜですか。いや、こんなこと僕は答えなきゃいけないですかね。決まってるじゃないですか。日本に金があるのにも関わらず、外国の金を入れる。日本に企業があるにも関わらず、外国の企業を導入する。日本の土地は少なくて人口密度が高いのに、土地を明け渡す。

これ一体何のため、日本のためになります?なりませんよね。絶対なりません。絶対にならないことをここ30年続けたので、日本人の賃金は世界最低になっちゃったってことです。

いや、日本人の給料がね、世界、伸び率ですよ、伸び率、この30年間ですね、日本人の4人家族が460万のままになって、消費税10%増えましたから、税金だけが伸びて、可処分所得って言うんですけども、国民が使うお金は90%、つまり10%減ったわけですよ。

消費税をゼロにしろなんてはね、こんなのは細かいことで。人気取りの政党はやってますけどね、私なんかやりたくないですよ。やっぱり問題なのは、500万ぐらい外国に取られてるわけですから、そっちの方を問題にしないとね。ちっちゃい方を問題にして、目くらましにして国民を騙すのは政治じゃありませんよ。そういう政治家はやめてもらった方がいいんですよね。

だから崩壊する日本、生理編、整理をしてみるとね。もう誰でもわかる、利子が0で、物価の上昇率2%が政策目標で、外資を入れて、外国企業を入れるって言うこの4つのことがね、相互に矛盾してるってことがすぐわかりますよね。

相互に矛盾していることをやるのは、実は政治家の懐にお金が入り、官僚が天下りできるという以外に、もう少し大掛かりなものもあるんですね。それは何かといったら、それが今まで基礎編でご説明してきた、まあ8番までの崩壊する日本っていうのは、ベースとなる概念がめちゃくちゃだってことですね。

まあ何回も言いますように、サウジアラビアとイランが国交を回復したということが、日本の政治でも問題にされず、メディアにも問題にされないと。そのこと自身が矛盾した政策に結びつくんですね。

ちょっと間が難しいんですけど、結局ですね、正しい知識なくして、合理的な生活というのはできないんですよ。やっぱり、合理的な生活するためにはですね、社会の情勢も知ってて、いろんな車とか、住宅とか、エネルギーとか、そういう状態の基礎的な知識もあって、そして、自分と自分の家族が幸福に過ごせるということになるわけで。基礎が間違ってたら、やっぱり直接的なことを間違うんですね。

直接的なことを間違う主な理由、直接的な理由はお金とか天下りなんですが、そういうことをもたらす原因は基礎編にあるんですね。そういうつながりですので、今日は整理編の第1回目をお話をいたしました。これはもう誰でもわかることですから。

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