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崩壊する日本(5)「SDGsはコオロギから??」 令和5年4月24日_文字起こし

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ヒバリクラブご覧の皆様おはようございます。ええ、朝は太陽の反射光で、快適な生活をしてるもんですから、どうしてもこのヒバリクラブを撮影しようとすると少し暗くなるんですが、まあこれは自然光だからこの方がいいかなと思ってですね、これで進めさせていただきます。

ええ、崩壊する日本ですね。崩壊する日本ていうのは、色んな面から今崩壊してるわけですね。その一つがSDGSはコオロギから始まったのっていうのだから大きいですね。もうびっくりしましたね。皆さんもあのコオロギの佃煮みたいな見て、もうほんとゾゾゾッとしたと思うんですけど。

コオロギっていうのはあの元からですね、飢饉でもあんまり食べてないんですよ。食べるものがなくて餓死する時でも、コオロギは食べてないんですね。昆虫っていうのはあまり食べてないんですよ。餓死する時もね、お百姓さんは山に分け入って木の根、草の根、何でも食べるものは取ってきて、煮たり、炊いたりして食べてきたということをよく言われますが。その時に虫を取って食べたってあまりないんですね。

それはどうしてかというと、虫っていうのは節足動物なんですけども、あのいわゆる脊椎動物とは全然形の違う、全く異質なものなんですね。ですから、本当にそれを人間の食事としていいかっていうような問題があります。

特にコオロギは体内に非常に多くの細菌が含まれていると言われてましてね。それはものすごく高性能なものですり潰してから、ろ過するってこともあるでしょうし。また、ものすごく奇想天外な考え方ではね、細菌を焼いて食べるのがいいなんていう話も出てくるかもしれませんが。しかし、それは非常におかしな考えだと思うんですね。

これはあのSDGSという思想がですね、もともとあの、国連でいろいろ議論されたとはいえですね、当然ヨーロッパ主導なんですね。ヨーロッパツが今何で苦しんでるかって言ったら、400年間有色人種を植民地にしてですね。そこで働かせて、その上がりでしてきたもんですから、日本が大東亜戦争やってですね。それで世界が植民地から解放されましたね。

それ以降、どうしてもやっぱり白人はですね、400年もサボってきたんで、自分たちが有色人種とはもう全然かなわない、劣等であるって事は心密かにわかってるんですよ。表には出しませんけどね。それであの石油がなくなるって言ってみたり、温暖化すると言ってみたり、食料がどうするって言ってみたり、いろいろしてるわけですよね。

だから、当然やることはおかしいわけですよ。人間の将来の食事が昆虫食になるって事はね、もちろんありえますよ。ありえるけども、それには長い研究がいりますよね。だって、人間がですね、今まで少なくとも旧石器時代のような文明が始まってからまあ6万年ですね、昆虫をなぜ食べなかったのかということですね。

まあ、昔はナウマンゾウとかヘラジカなんかを食べた。その後はイノシシとかウサギを食べた。そして、穀類がある程度自由になってくると、米とか麦を、魚ですね、を食べていく。大豆とかですね。こういった人間の歴史というのは、全然頭が働かなかったわけじゃないんですよ。やっぱり人間の健康とか、体とか、そういう意味でいいものを選んできてるわけですね。

人間の頭ってのはそれほど優秀じゃないんです。ですから、最近もありますよね。発達障害の子供ができる一つの原因としては、母乳をやらなかったからだという研究結果が、東大の産婦人科なんかを中心に非常に研究が出ていますけども。それは当然でね、人間っていうのはアホじゃないんですよ。

ですからまあ、月10日の妊娠期間と離乳期間を経てですね。いかにして人間の頭脳というのを作るかという内容が母乳に入ってるわけで、当たり前ですよね。本当に浅はかな考えだと思います。

それでまあ、コオロギの件については、とにかくもう昆虫食やめてくれと。それで政府でね、昆虫食を研究するなんかプロジェクトを作ったり、税金を使ったりすることを決めた人、これ名乗り出てね、反省してやっぱりこれ多少の罰がないとね、こう変なことが治らないですよ。

これははっきりとね、まあとにかく今、マスコミとかね、評論家が全然もうお金だけになっちゃって、こういうことに対して批評しないのでダメなんですが。やっぱり、日本のため、人間のため、子供のためにね、考え直してもらいたいと思いますね。

でまあ、あの食料として一番いいのは、日本人としては特に稲なんですね。稲は何で人間に対していいかって言いますと、まあ基本的にはどうしても人間はですね、発達しすぎちゃったんで、空気中のCO2を食べて栄養にするってことがもうできなくなってしまったもんですから。生物の栄養は全部CO2ですからね、温暖化ガス、温暖化ガス減らそうなんて変な人もいますけども。そういう人はまあ何も考えてないんで、しょうがないんですけどね。

で、人間の代わりにCO2を食べて、それで炭素にすれば、人間自分で食べられるんですね。するような生物と一緒にやらなきゃいけないんですよ。それが一つは稲ですね。稲以外にも人間と共生してるものっていっぱいあるんですね。例えば、身近なものでは犬とか猫とかそういう家畜ですね。もちろん、馬とかもそうですが、まあ人間を助けてくれるわけですね。

一方では、そういった稲なんかとか、まあ犬とか猫なんかでもですね、人間と一緒に生活しないと、彼らも生きることができないっていう相互依存関係にあるんですね。

これは犬とか猫とか、稲ばかりなくて、腸内細菌なんかもそうで、人間も腸内細菌がなければ生きていけないし、腸内細菌も人間の腸の中でしか生きれない。こういうことですから、むしろ日本人には日本人の腸内細菌があるんですね。

例えば、わかめっていうのは日本人しか食べれませんが、そのわかめを、まあ例外はあるんですよ、こういう風に言いますとね、武田わかめは日本人しか食べれないって言うけど、朝鮮の南の方の民族は食べれるじゃないか、それはそうなんです。あの日本のすごく近くてね、遺伝子も近いし生活習慣も近いところはそうなんですが、基本的に日本人がずっと食べてきて、それは日本人の腸の中にある腸内細菌が消化していると言われております。まだ研究はそれほどはっきりはしておりませんけどね。

それで、稲っていうのは人間のために空気中からCO2を吸って、そして米粒というのを炭素ですね、炭素の袋を作って、そこに押し込めて、そして秋には枯れていくんですけども。もちろん稲はですね、空気中のCO2を吸って半分はそれを炭素にして自分が使い、半分はその炭素にして人間にくれるというのが米粒ですね。

ですから、稲穂がそのたわわになってるところで、稲が死ぬっていうのは、枯れるっていうのは大変に変な現象なんですね。稲はもちろん自分が作った炭素ですから、それを食べることができるわけで、自分が働いただけ生きようと思ったら、来年の2月か3月まで生きていけるんですけども、人間に米粒を渡すために9月、10月で枯れるわけですね。

しかし、その代わり、人間は春になりますと苗床を作ってですね、また稲が子孫が残るこういう相互関係になってるわけですね。ですから、まあ稲の場合はむしろ枯れてから収穫するわけですから、命を取るというわけでもないんですね。途中で命をいただくってことじゃないですね。

まあ、あの野菜なんか申し訳ないんですけども、生きてる途中で野菜を食べるわけですから野菜サラダを食べるのも必要ですからね、しょうがないんですが。野菜サラダを食べるよりかは米粒を食べた方がずっとずっと道徳的、環境的にはいいんですね。

まあこういうことが、ちょっと日本人が考えられなくなった。これがまあ崩壊する日本の原因なんですね。それはお金でおかしくなっちゃったんですよ、頭脳がね。本当にあの、もうコオロギなんかが出てくるって自体がおかしいんですよ。

それで、コオロギはまた給食に使ったんですよね。いや、給食っていうのは特別に配慮しなきゃいけないんですよ。だって、給食に出たものを子供たちが拒否するわけはいかないんで、出たら食べなきゃいけないわけですから。大人であればね、選択できますが、選択できないわけですね。

文明が発達するってことは、一番素晴らしいのは自由になるって事なんです。今までお仕着せになってたものが、自分で自由に髪型も変え、メガネを決め、服も決め、食べるものも決めると。そういうことが自分自身でできる。生活自身ができるってことですね。

強制的にどっかに行ったら、注射を打たれるとか、そういうこともないと。治療も自分の選択で受けることができる。それが近代文明っていうもんですからね。人間が進化するっていうのはそれが一番正しいですよね。

まあそういう意味で日本文化っていうのは、人間が備えるべき3つの大きな原則というのを決めたわけですね。それは嘘をつかない、人の金をせびらない、恩を大切にするということだったわけですね。

しかし、最近では、もう嘘は平気でつきますね。僕なんかまあ今選挙の活動とかしてますとね、本当に人の嘘がよくわかります。こんな嘘ついてんだなと思いますね。嘘とアホがちょっと区別できないところもあるんですけどね。

例えば、お父さんの育児休暇なんかそうですね。これは哺乳動物のオスが子供を殺すということを知らないのかなと思ったり。知ってて、まあ嘘をついてるのかちょっとわからないっていうね。だけど、国会議員さんに向かってアホとも言えないもんですからね。知ってて嘘ついてんだろうなあとか思ってるわけですね。

それから、人の金をせびる。これはもう本当に卑しいことなんですね。だから、お金とか利権とかいうよりかせびるっていうのが一番いけないんですね。つまり、本来は自分がいただくお金じゃないのに、なんとか理屈をこねてせびる。

それから、恩を忘れると。これ恩というのはね、本当に日本人の美徳なんですよ。恩という言葉が、日本人の恩として使ってるっていうのは日本だけだし。英語なんかには恩という単語すらないわけですから。これも非常に大切なんですね。

崩壊する日本から防ぐのは、まずコオロギなんかをやった人が、もう本当に恥ずかしいんで、謝ってほしいですね。申し訳なかった。あまりにも短慮だった。もう少し自分もよく全体のこととか、人々の幸福を考える。

何しろ、畑をどんどんどんどん休耕田にして、稲を作らずにコオロギでいこうと。畑の上には太陽光発電やるって、もうむちゃくちゃなんですよね。まあこれを早く直さないといけないと思います。

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