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NHK再び(2)「あの時、NHKが正確な報道を止めた理由は??」 令和5年3月8日_文字起こし

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ヒバリクラブご覧の皆様こんにちは。武田邦彦です。

これからの日本どうするかという3月のテーマの間にですね。ちょっとNHKを2つくらい挟もうかなと思いました。

この30年間の失敗はですね、我々の子供たちに大きな影響を与えますので、それはもうしっかり3月にやっていきたいと思ってるんですが。

NHKの問題もね、非常に大きいわけですね。日本を不幸にしてる一つの原因が現在のNHKなんですね。でそれはネットの方に切り替えてやったらいい、ということを昨日提案しましたが。

もうNHKがどうにもならないんだっていうことの例としてですね、3.11の時の後の福島第一原発の爆発事故の後のNHKの放送が、どんな風に金縛りになってて、NHKとしてはもうどうにもならない、ということがあったってことを2つぐらい紹介したいんですが。

そのうちの一つですね、NHKはですね、あの事故が起こった日ですね、非常に正確に報道してました。あれ4時頃、午後の3時ごろですかね、爆発が起きまして、それでNHKそれからもうぶっ続けて、総合チャンネルを福島第一放送の状況に徹してましたね。

でこのここの画面に出てる東大の先生ですけども、この人を出してですね、きちっとした解説を行っておりました。で確か私、これ全部実はビデオに撮ってるんで、何かの時に強力な証拠になるんですけども。

この時にずっとビデオを撮ってましたらね、第1号機かなんか爆発しましてね、白い煙がカメラに映って、そして放射線が撒き散らされるわけですよ。

その時にアナウンサーがですね、1年分の許容被曝量を1時間で浴びる線量が、発電所協会だったと思うんですが、これはもう正確に私ビデオを持ってるんで、もしNHKがそんなこと放送してないといつでも示してますけどね。浴びる線量だという風に報道しました。

事故直後ですからね。1年分の許容被ばく量を1時間で浴びる線量。まあ表現はこういう表現でしたが。だいたい1年っていうのは8000時間ですからね。ですから、だいたい許容量の8000倍の線量だったと。これが発電所の境界ですね。ですから普通の人がそこ行ったらそれだけ浴びるって事ですね。

許容被曝量ともちゃんと書いてある。これが1年1ミリシーベルトですね。非常に正確にきちっとやってたんですよ。それからしばらく経つと、こういう表現全くなくなりまして。そのうち1年1ミリシーベルトっていう被曝量が決まってるとも放送しない。全部嘘の放送に変わりました。

これはどうしてかってことですね。6時のニュースには確かもう放送しませんでした。だから、4時半、午後の4時半頃のこの中継放送から午後の6時のニュースに至るまでに、NHKの中でどういう議論が行われたかっていうことですね。

これは別にNHKの責任じゃありませんよ。まあいろいろと考えたんでしょう。1年分の許容被曝量を1時間で浴びる線量だ。つまり、8000倍だと約ね。そういうこと言ったら、もう国民が動揺しちゃうと思って辞めたとか、今になったら言えますよ。もう事故が終わってから10年も経ってるわけですから。

やっぱり僕はね、その仕事ってなそうあるべきだと思うんですよ。我々だって、学生だって間違いはあるんです。間違いがあったら、あの計算間違ってたとかね。あの観測値はもう1回実験したらなかなか再現性がなかったとか、やっぱり言わなきゃダメなんですよ。

失敗しましたと。そこは失敗しましたとね。それがやっぱり誠意っていうもんですよ。人間に失敗がないなんてことはないんですよ。

この時に、まあ考えられる理由としてはね。時の政権を握ってた民主党から強い圧力がかかって、隠せと言われたから隠した。これは憲法表現の自由の違反ですし、まあ、NHKとしてはまあとりあえず隠すにしても、後になって民主党を訴えなきゃいけませんね。官房長官とか訴えなきゃいけません。

もしくは、東京電力東京電力がああいう表現はやめてくれと、これからもうコマーシャル出さないと言ったってNHKコマーシャル関係ないですけどね。

議員を通じてNHKの歳費の削減をするぞと言ったんなら、それはそれでまた訴訟すればいい。

NHKの内部で、NHKの信頼性を高めるためにやっぱりごまかせと言ったとしたら、その人をちゃんと、その人だって自分が正しいと思って言ってるんですから、別に正しいことを国民に言っちゃいけないのとかありませんからね。

人間は常に正しいことをして、正しいこといつもその通り言うっていうのが人間というものですからね。ですから、それをするか、どれかをやっぱりやるべきだと思うんですね、私は。

私はね、、人は間違ったり、いろんなことが起こりますよ。それを社会があんまり厳しく追求しちゃいけないわけですね。だけど一応、逆に言えば、あまり厳しく追求しない代わりにですね、本人がやっぱちゃんと釈明するという必要がありますね。

ただ私がこれをですね、昨日、NHKがこういう風に新しくネット関係に来たらいいと。昔日本の子供たちがね、NHKのラジオ放送にかじりついてた、その時のNHKの価値というのは素晴らしかった。

それを今にやるんだったら、やっぱりネット放送で。NHKばかりじゃなくて、我々一国民のものをYouTubeのように常にできる。しかし、NHKのニュースもそこに混ざってる。みんながその価値に応じてみるというシステムに切り替えたら、すごくみんなが感謝しますよと。感謝する仕事をするのがいいんだってお話しました。

それで、このNHKを持ち上げたような形になってるんですが。その次の日にこれを出して、何だって言うかもしれないですけども。私はこれはNHKの人はね、感謝して聞いてほしいと思うんですよ。

人間というのはズルをして長続きしませんよ。絶対ですよ。人間に正直とか、恩を感じるとか、誠実であるということは本当に宝なんですよね。

だけど人間は性質上ですね、時々宝を忘れてしまうんですよ。だから、良薬は口に苦しかな。つまり、人間っていうのはちょっと欠陥がある。だからこの場合もですね、NHKはビビったかもしれないんですよ。

例えばね、もうこれだけ国民の放送として定着して受信料をもらってんのに、法律通り言っていいのかって。法律通り言っていいですよ。だけども、まああれは非常にひどいことでしたからね。ですからまあ、それに対しては報道を控えろという声もあったでしょう。

まあ民主党官房長官がね、官房長官で大臣ですよ、大臣が被爆は直ちに健康に影響はない、これ完全な法律違反です。発言の趣旨としてはね。

弁護士の人ですけど、法律の弁護士は300大言を言うんだからこのくらい言うんだっていうのは悪い弁護士であって、いい弁護士は法律の趣旨守る。

放射線障害の防護に関する法律っていうのは、国民を放射線の障害から守るために存在する法律なんですよ。だから、直ちに影響はないけれども、被爆したらいけないんですと、やっぱり言わなきゃいけないんですよ。

被爆は直ちに健康に影響がないっていうのは、精神的には法律違反です。完全にね。だって、直ちに影響なかったら別に法律決めなきゃいいんだから。

だから、ああいうこのごまかしを言う弁護士っていうのがね、その後も野党第一党の党首に居たってことはね、まあ日本の法曹界っていうのが、法曹界っていうのは法律の法に曹と書く法曹界。司法の法ですけどね。裁判の方ですけど。

ずいぶん、倫理観が劣ったなぁと思うんですね。職業、自分という人、自分の職業、それに対する誠実性というの本当に失われてしまったと思うんですね。

ただNHKはもしかしたら、僕はこの放送の中止はですね。その1年に許容被曝量の1時間で浴びる線量だったって言って、それをすぐ辞めちゃったんですね。まあ1時間半で放送やめちゃった。

この経過はNHKというものが国民の受信料に支えられてるっていう点から言ってですね。国民の財産です、NHKはね。NHKの人の財産ではありません。

その点ではですね、私は、もう10年経って、ちょうど12年ですか11年ですか経ちましたんでね。私は、今年の3月11日を機に、もうすぐ来ますから、3月11日を機にですね、私は、NHKが自ら実はこの時には政府に圧力を受けたとか、脅されたとか、ヤクザに脅されたとか、なんかそういうことを言ってですね。

ちゃんとNHKを支えてるのは国民ですから、国民に対してやむを得なかったんだ。許てくださいと。許してくださいという内容なのかどうかも私分かりませんけどね。

まあ、例えば政府の圧力に屈したんなら、許してくださいという放送をするとね。僕は再生NHKとして多くの人の支持を与え、日本人の心情にあってるんでね、琴線に触れますから、とてもNHKとしては、いい放送局として今後認められると思います。

それを是非、勇気を持って。いや人間ってのは誠実になるのに勇気いりませんよ、本当は。恩を感じて、これも勇気いりません。やってもらいたいと思います。

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