武田邦彦 ヒバリクラブ 文字起こし

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これも当たり前「少子高齢化はどうする?(7)「汚染された日本」から「誇り高い日本」へ」 令和5年3月20日_文字起こし

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ヒバリクラブご覧の皆様こんにちは。

今日もいい天気なんですね。先ほどちょっと散歩してまいりました。今日は今週唯一の休暇日。休暇日かというか、今日も用事はあるんですけど。まあまああの休暇日ですね。それでやっと一息つきましてね、まあ昨日の夜はちょっと10時頃から少し録音したんですけど。今日は昼間から、こうヒバリクラブの話ができる。

まあ私はとてもこれが楽しみでですね。ええとまあ、最近はコメントをしっかり見るということでやっておりますので、非常に温かい気持ちになるんですよ、ほとんどはですね。私のことを別に賛成してくれなくても、参考になったとか、少し考えるよすがになったとか、もっともし嬉しいのは少しこのとこは自分が考えてるのと違ってたとかね、そういうともう喜んじゃうんですけどね。

私もこの少子高齢化のこのシリーズやる前にですね、厚生労働省の委員をやってるような割合と日本で指導的な先生とかですね。それからまあ割合普通のジャーナリストと言われるけども、最近はジャーナリストとしても普通の人が突然ジャーナリストになったりするんで、そういう経歴を詳しく持ってるとか、それから長く持ってるとかですね。それからジャーナリストの経験を積んで、そういうベテランのジャーナリストから教育を受けたっていうような人じゃなくて。にわか、にわかでもいいんですけど、にわかジャーナリストが多いもんですから、ちょっとこの人はよくわかってるのかなと思ったりする人もいるし。それからやはり厚生労働省の委員の中になってる人でね、しっかりとした学問的実績のある人で、僕、学問的実績偉いとか言ってんじゃないんですよ、そういうことじゃなくて内容的にいいと言ってるんですね。しかしやはりおかしかったですね、全体的に。

一番おかしいと思ったのはこの前このあれでやりましたけども、一番おかしいと思ったのはやっぱりですね、なんか人間をこう能力で分けるっていうかね。やっぱり汚染された日本から誇り高き日本へというタイトルをつけたんですが。やはり明治維新とそれから第二次世界大戦を経てね、日本は非常にこの日本文明よりか悪いヨーロッパ文明ですね。ここに写真を2つ貼ったんですが、一つの写真は夫婦岩とそれから鳥居ですね。海。素晴らしいですよ。もちろん私が日本人だから素晴らしいと思うんでしょうけど。清浄ですしね。綺麗ですし、純粋ですし、自然に対する畏敬と言いますかね、尊敬っていうかそういうものがあり、かつ前向きですね。

ええまあ私がこのヒバリクラブのコメントでちょっと気になるのは、意見の違いはいいけど、後ろ向きとかね揚げ足取りとかね、そういうやつはちょっとねどうでしょうかね。あまりプラスになりませんね。もしこの少子高齢化についてのコメント頂くなら、私の考えのここが私は少し違うとかね。こういう風にした方がもっと軟着陸ができやすいんじゃないかとか。それからまあ、1億2000万を僕はだいたい6000万から8000万ぐらいの目途に、日本国土っていうのを作っていったらいいんじゃないかっていう考えなんですけども。そうじゃないっていう人はそうじゃないという私は1億2000万人ぐらいだったとか。むしろもっと増やして1億5000万ぐらいいいと思うとかね。根拠はどうだとか。

それからまあ食料自給率とかそういったものをあげるためには、国土でどのくらいの人口っていうのがいいんだとかね。まあそういうような、こうそれぞれの方がお考えになってる素晴らしい考えを聞かせていただきますとね、これは大知というみんなで考えた知恵が集まって、そして今度僕が言う時にですね、第2弾の例えば少子高齢化とこの前ちょっと今度が不十分だったから、もう1回考え直しましたっていうシリーズができるんですけども。批判とかね揚げ足だとできないんです。なんか進歩した自分が調べた範囲しかわからないんですからね。

でこれにはあのちょっとヨーロッパ文明を示したんですけど。これはセントバルメルテの虐殺というもんで、まあカトリックとそれからプロテスタントの間のね、中世ヨーロッパにおける殺し合いというのは非常にひどかったんですね。まあこれはある街で、軍隊が出ましてね、そこにいるおばあさん子供も含めてだいたい1万5000人から2万5000人ぐらい殺されたんじゃないかと思うんですね。一晩ですよ一晩。一晩でもうとにかく手当たりしたい殺すというね。これが宗教かなと思ったりします。イエス様が言っておられることはこういうことと全く違いますね。

これはやはりヨーロッパ文明っていうのがですね、力の文明なんですね。力がある方が偉い、金がある方が偉い、知恵がある方が偉いっていうそういう考え方ですね。それが如実に、このセントバルメルテの虐殺の絵に出てますね。

それに対して、このね日本のこの海の夫婦岩の写真はですね本当に素晴らしいですよ。これどこかの旅行者で、こういうとこに行ってくださいっていう写真だと思うんですから借用いたしました。特に厳しい制限は書いてなかったですからね、利用しました。

現在は汚染されてしまったので、少子高齢化は悪いことだ、昔の日本だったら私はそういうことにならないと思いますね。自然の求めるのに応じて、例えば結婚する女性が少ないっていうのもね、やっぱり頼りになる男性っていうのが減りましたね。私、今東京なんかで僕は電車が好きでいつも電車ばっか乗ってるんですが、何かお母さんをちゃんと人にすいませんとか言ったり、これどうですかとか言ったりしますけども。その間終始若い旦那の方は別に茶髪構わないんですけどね、全然構わないんですけど、茶髪でね何にもしないでもさッとしてね携帯だけ見てて、赤ちゃんの世話全部お母さんがやってるっていうような夫婦も結構多いんですよ。

だからやっぱり魅力ある、こうあの男性と結婚したいなというような男性が少ないのかもしれませんね。だからやはり結婚も少ない。それでこのそういう男性が少ない理由はなぜかといったら、やっぱこれはですね、やはり男性の生きてる意味っていうのがですね、だいぶコメントで批判されましたけど、武田って50歳以上の男は生きてる意味ないって言ってるじゃないか。これちょっと意味が違うんですけど。まぁここは反論しません。

まあやはり昔はね特攻隊があったり、国を守る。お母さんお姉さん私が死んで家を守りますっていうね。非常に美しい特攻隊の辞世のメモ書きがありますけどね。そうするとやっぱり男は輝くんでしょうね。戦争がいいっていうんじゃないですよ。男が輝く。

それから昔は、もう男じゃなくっちゃ米が作れなかったんですね。田んぼっていうのは男に、こう割り当てられたんですね。それはしょうがないんですね。筋肉の問題ですから。男女差別とかそういう問題じゃないんでね。まあそうするとやっぱりお父さんも自分が頑張らなければ家族を養えないって気持ちがありますしね。それに応じてお母さんの方も一生懸命家庭は自分が守るんだ、子供は自分が育てるんだってんで、まあ夫婦頑張って一生を過ごしていくというようなことになりがちなんですけど。

やっぱりこう時代の過渡期っていうんですかね、男性は今本当に何していいかわかんないっていうかね、そんなような状態ですし。女性もまた洗濯機ができて、洗濯する時間が余ったのでいろんなことできるけども、そうかと言って必ずしも満足じゃないと。私は女性が社会に出るのは全然賛成なんですよ。それはどうして賛成かというと、やっぱり今家の中でね1日中ね子供の世話したり、やっぱりしんどいですよ。

それから、小家族になったし、それから外で道路で遊べないんですよ。これ我々が悪いわけで、道路を自動車で占有して子供を追い出してしまいましたからね。やっぱり我々も子供よりか自動車の方取ったんだから、しょうがないですよ。だから保育所に預けることはまたいいかもしれない。そういうことはまあ時代の変化とともに起こることですね。

ですけどやはり、僕は女性が社会に出るのは非常に賛成だけど、それはどっちかと気晴らしが一番いいんじゃないかっていうふうに思ってますけどね。これは人によって意見が違うでしょう。いずれにしても、誇り高い日本へ変わっていくと。変わっていくんじゃなくて回帰するってですね。それが少子高齢化では最も求められる。

我々はみんなで働く。働ける人はみんなで働く。働けないような人はみんなで一緒にやっていく。保護するっつったらちょっと上から目線なんで、みんなでやっていく。その働けない人も含めた社会である。これが自然ですね。この自然風景でも、あそこに何で雲があるのかとか、あの雲は役に立つのかとか、あそこにある岩は役に立つのかなんて、役に立つ立たないは自然は問わないですよ。こういう自然であるその自然の中で僕らは生きようこういうことですね。

無理やり頭で考えるとセントバルメルテの虐殺みたいになります。これほんとひどかったんですよ。おばあさんとか何だろうと剣でグサッとさして子供を全部殺したんですからね。人間っていうのはこれほど残虐になることができる。

そうじゃなくて、よその国から見てもね、日本は立派な国だ。自然の中で自然になるようになっている。だから特に少子化の対策なんかもしないし、高齢者も国民の一人として死ぬまでちゃんとね。高齢者の方も自分が世話になるだけだったらダメだから、できるだけ自分のできる範囲で一生懸命やろうと。最後はね、どうしても年取ります。それは赤ちゃんから10歳までがほとんど役立たないのと、90歳から100歳までがほとんど役立たないと。これはまあしょうがないですね。これは人間っての生物ですから。まあ40歳50歳の人がバリバリ働けるって言っても、40歳50歳の人がバリバリ働けるのは、その人に10歳代と90歳代があるからですからね。

だからまあ、我々はそういうヨーロッパ文明的愚劣文明から離れて、議論はですね役に立つ役に立たないじゃない。人間の偉さというのは、かけがえのない人である。能力があるとかそういうことは関係ない。この自然を夫婦岩とこの鳥居をじっと見てる、空の太陽の光をじっと見てると心が綺麗になりますね。

やっぱり我々は何か時間には一体我々は小説もない音楽もない最近ね、昔のものありますよ。えらい小説家もいなければ作曲家もいないし。素晴らしい声で歌う歌手も、あずまあきさんなんかをね若干そういうところがあるんですけども。まあ一人ぐらいいるかなっていうぐらいでですね。

こう胸を打つ、この私はねこういう鳥居と夫婦岩を見ながら夕日の沈むのを見て人生良かったなぁ、この中で私は生まれここで死んでいくんだというような考えに耽りたいですね。そういう意味での少子高齢化というものを捉えたい。決してセントバルメルテの虐殺のような状態の中で少子高齢化を論じると、しかもお金を中心として論じるというようなね。

まあ高齢の人が増えて少し生活態度が下がってもいいじゃないですか。そんなことと関係なくね、我々の人生は酪合ですよ。そしてその中でみんな今家庭でもね、毎日毎日笑いの絶えない家庭ってのも結構少ないんじゃないかと思うんですよね。笑いの絶えない家庭じゃなくちゃいけないです。

そうするとすぐ思い出しますねあの映画を、スター誕生という映画だったかな。それであのね、海岸口に豪華な家を構えたスターが朝ね奥さんがご飯作りながら歌を歌ってる。それを旦那がね海辺で聞くんですよ。まああとは悲劇なんですけどね。この話は最終的には悲劇なんですけど。まあそういうね人生を送りたいな。その一つとしてもちろん僕らが関係する少子高齢化という問題がある。そういう捉え方で、まずは7回続きました少子高齢化の問題っていうのはここで一応閉めようと。皆さんのコメントもう1回読みましてね、私の言い方を変えたり色々しなきゃいけないと思います。そこは反省しております。

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